第255号 話を聞くことによって得られること…話し手にとって

2009-01-05

2009/1/5配信 第255号
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し ご と の み ら い
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━☆ 今回のトピックス ☆━…‥‥…━…‥‥…━…‥‥…━…‥…━…‥‥

1:こんにちは 竹内義晴です
2:今日のお話:話を聞くことによって得られること…話し手にとって
3:あとがき

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┃1┓こんにちは 竹内義晴です
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今朝起きて思いました。

「あ~、やっと冬休みが終わったな」

特別なイベントはうれしいですが、毎日がイベントだと疲れてしまいますよ
ね?食べ物でたとえるなら、すき焼きはとてもおいしいけど、毎日だとちょ
っとねぇ…って感じ。

さぁ、日常に戻って、楽しく仕事を始めましょうか!

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┃2┓話を聞くことによって得られること…相手(話し手)にとって
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昨日は、『「相手の話を要約して繰り返すこと」の意味』についてお話しま
した。「なるほど、あなたは○○と思っているんですね?」と、相手の話を
要約して繰り返すことによって、

「あなたの話を聞いているよという意思表示」
「話の理解を示す」
「相手への受容感」

を伝えることができるというお話でした。

(ちなみに「相手の話を要約して繰り返す」という技法は、心理学用語では
【バックトラッキング】と言います。)

そのために必要なことは、

【自分の考えを脇において、相手の話だけに意識を向ける】

でしたよね?

今日は、『相手の話を聞くことによって得られること』についてお話します。

▼話を聞く練習をして気づいたこと

2005年当時のわたしは、相手の話を聞いているつもりが全く聞いていなかっ
たことに気づきました。そこで、相手の話を聞く練習を行いました。

具体的には、わたしは当時20名のチームのリーダーでしたが、毎月1回、1
人ひとりと話をする時間を設けました。

(常駐していた客先の上司には「生産性があがらないことはやめろ」と言わ
れましたが、シカト(笑)してこっそりと続けました。)

話す内容は将来像とか、家族の悩み相談とか、時には借金返済の相談(!)
まで人それぞれです。

最初はどうしても自分の意見が頭をよぎりましたが、自分の意見を脇に置い
て、相手の会話のみに集中して、要約して伝えることを繰り返すことで、次
第に相手の話を客観的に聞くことができるようになって行きました。

▼話を聞くことによって得られること…相手(話し手)にとって

【信頼感が生まれる】

批判もアドバイスもなく、とにかく話を聞いてもらう体験というのは、わた
したちはあまり経験したことがありません。「それじゃだめ」「こっちのほ
うがいい」と、多くの人は批判やアドバイスをくれます。(もちろん、批判
やアドバイスはよかれと思ってくれるのでしょう。)

けれども、その批判やアドバイスは「話を聞いてくれない」「わかってくれ
ない」という感情を抱かせてしまうこともあります。「本当はそうじゃない
んだけどなぁ」と心の底で思いながら会話をして、「もうあの人と話をする
のはやめよう」と思ったことはありませんか?

そうです。批判やアドバイスがなく、受容感を抱きながら話を聞いてくれる
というのは、それだけで相手との信頼関係を生むのです。

【頭の中がスッキリし、ストレスが発散される】

考えていることを言葉にして自分の外に出すという行為はとてもスッキリし
ます。このスッキリ感が欲しいために、世の中のお父さん(最近はお姉さん
も)は同僚と居酒屋に行き、愚痴をこぼすのかもしれません。でも、これは
とても大切なことなんですよ。

わたしは現在話を聞く専門家ですが、「話させてあげる」ということを頻繁
にします。特に、悩みがあったり、行動しても成果が出ない時などはどうし
てもモヤモヤしてしまうもの。そんなときは、頭で一生懸命考えてもなかな
か答えが出ないので、話してスッキリしてもらっています。

実際、2005年当時のわたしのメンバーの中には、心療内科に通いながら薬を
服用していたメンバーがいましたが、話を聞いてあげるだけでずいぶん改善
し、やる気を取り戻したメンバーがいたほどです。

【自分が発した言葉がトリガーとなり、新たな気づきとなる】

頭の中にあることを言葉にしたとき、その言葉をもっとも間近で聞いている
のは、実は自分自身なんですね。自分で発した言葉をきっかけにして「あ、
そうか」と気づくということは、わたしたちはよく体験します。

たとえば仕事上で、頭の中でひらめいたアイデアを同僚に説明したとき、ひ
らめいたときには完璧だと思っていたのに、話していたらつじつまが合わな
くなってきたというようなことはよくあることです。

それは、自分で発した言葉が耳から入り、それが気づきのトリガーとなって、
「整理できていないことに気づく」ということが起きているのです。

さらに、今回ご紹介している「相手の話を要約して繰り返す」ことによって、
話し手が発した言葉が、聞き手から言葉にしてもらうことで、それがさらに
耳から入り、新たな気づきのトリガーの役目を果たします。

このように、話を聞くことによって、多くのメリットが生まれてきますが、
相手の役にたつだけなら、なんだか聞き手が損をしているような気になって
いる方もいらっしゃるかもしれません。

明日は、「話を聞くことによって得られること…自分(聞き手)にとって」
というお話をしたいと思います。

実は、自分(聞き手)にとってのメリットのほうが大きいと、わたしは感じ
ています。

今日の内容のご感想をいただけるとうれしいです。
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