今日のトピック
100人の個性の強いメンバーを集めて行うオーケストラの指揮は究極の人間関係であり、究極の経営。オーケストラの指揮から学ぶ人間関係構築の方法は、ビジネスでも非常に参考になります。何回かに渡り、「オーケストラ指揮法」を使って、ビジネスにおけるリーダー像を考察します。
今日のお話
実はボク、小学校から高校まで、吹奏楽をやっていたんです。トロンボーンという楽器を吹いていました。学生時代は夢中になっていたんですよね。音楽に。
中学3年の時には部長をやりました。部活の先生がいない練習では、タクトを持って指揮をすることもよくありました。
指揮をすることなんて簡単です。タクトを構えて、正確にリズムを刻めばいいんです。後は、全体のバランスを見ながら、上手く演奏できていないパート(楽器の種類の集まり)があれば、パート別に演奏させたり、一人ずつ演奏させてダメなところを指摘すればいいんです。
……と、ずっと思っていました。この本を読むまでは。
昨日、高木善之さんの「オーケストラ指揮法」を久しぶりに再読しました。
地球大予測〈2〉オーケストラ指揮法 高木 善之

読むたびに、とてもよいマネジメントの教科書だなと思います。そこで、何回かにわたってこの本の内容を引用しながら、ビジネスにおけるリーダー像を考察してみたいと思います。
もし私が中学時代にこの本に出会っていたとしたら…もう少しまともな指揮が出来ていたかもしれません。もっとも、中学生には、まだこの本の内容が理解できなかったかな?今なら、指揮者というものの本当の意味が、少しだけわかる気がします。
指揮は究極の人間関係
指揮は究極の人間関係であり、究極の経営だと高木さんは言います。なぜなら、オーケストラには個性の強い人たちが100名前後いて、すべての人が心を1つにしなければいい音楽はできないからです。
高木さんは元々合唱団の指揮者でした。そこから、オーケストラの指揮者になりたいと思ったのだそうです。
どうしたらオーケストラの指揮者になれるのだろうと思った高木さんは、指揮者になるための本を手にしたそうです。オーケストラの指揮者に重要なポイントとして、次の8つのポイントが書かれていたそうです。
・ビジョンを明確に
・タクトを正確に
・要求はできるだけ高く
・指示は簡潔に
・評価は明確に
・楽団員の意識、意欲の高揚
・いったん出した要求は簡単に下ろさぬこと
・指揮者としてふさわしい態度
それに加えて、こうも書かれていたそうです。
「これらができれば誰でもオーケストラの指揮ができるわけではない」
これらのほかにもっと大切なこととは、一体何なのでしょうか?
指揮者の人生そのものが問われる
参考にした本には、こうも書かれていたそうです。
「あなたが指揮台に立ったとき、メンバーが意欲を持って演奏をしたくなるかどうか、もっと厳しくいうならば、楽器を構えるかどうか、音楽がはじまるかのほうが問題なのである」
高木さんはこれを読んで、何のことだかさっぱり分からなかったそうですが、指揮者になるためのオーディションを受けて、高木さんはこの意味を目の当たりにすることになります。
ビジネスにおけるリーダーとは何か?
オーケストラを指揮するに当たって、8つの重要なポイントがありましたね?ビジネス上でもこれらのことはとても大切だと言われていますし、多くの理論が書籍などで紹介されています。
たとえば、ビジョンを掲げること。これは最近特によく言われることです。
では、企業理念のようなビジョンを掲げて、本当によいチーム作りができるのか…というと、そうでもないというのが多くの方の感想ではないでしょうか?
ひょっとしたら、私たちが必要なのは、8つのポイントであげたようなことではなく、
「あなたが指揮台に立ったとき、メンバーが意欲を持って演奏をしたくなるかどうか、もっと厳しくいうならば、楽器を構えるかどうか、音楽がはじまるかのほうが問題なのである」
こちらなのかもしれません。
この続きは、また明日お話します。
編集後記
昨日、空いた時間を見つけて畑に種と苗を植えました。基本的な野菜は両親が作っているので、私がつくるのはめずらしいものばかり。
昨日植えたのは、「パプリカ」「チコリ」「フルーツミニトマト」「ズッキーニ」。後は、二十日(はつか)大根を植えました。
最近、ホームセンターに行って珍しい苗を探すのが楽しみです。
えっ?38歳の趣味じゃないですって?
でも、農業ってただ作って食べるだけではなくて、そのプロセスがビジネスにそっくりなんですもん。たから、楽しくて楽しくて…。
では、また明日!


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オーケストラの本
この本を手にした時の感動は今も忘れません。本当に目から鱗でした。
(この本をどうしても読んで貰いたい人がいて、送ったりもしました。この行為でまた、新たな気づきも貰いました)
再登場、どのような新たな気づきをいただけるか、今から楽しみです。
金原さん、コメントありがとうございます。
> この本を手にした時の感動は今も忘れません。本当に目から鱗でした。
私も目から鱗でしたね。
以前はサラッと流した形での紹介でしたが、
オーケストラと仕事を関連付けて、考察してみたいと思います。