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第387号 ミスへの指摘
2009-05-18
今日のトピック
仕事にはミスがつきもの。ミスの指摘のしかたによって、仕事への意欲も大きく影響を与えます。今日は、ミスへの指摘の仕方についてお話します。
今日のお話
高木善之さんの「オーケストラ指揮法」という本はオーケストラを指揮する方のための本ですが、ビジネスの現場でも多くのことを学べる本です。
地球大予測〈2〉オーケストラ指揮法 高木 善之
www.amazon.co.jp/dp/4893465368/ref=nosim/?tag=takewavecom-22
今日は、メンバーからの質問に対するお話です。
「ミスへの指摘」の矛盾
私が吹奏楽をやっていた学生時代。毎日が本番に向けての練習でした。一方、プロのオーケストラは、本番までに練習できる機会は数回なのだそうです。全員がプロだからできるのでしょうね。
貴重な練習時間なだけに、ミスを指摘するにも気配りが必要です。細かく指摘をすればやる気を無くしますし、一方で指摘しなければ改善されません。
もし、他のメンバーがそのミスに気がついていたら、「あの指揮者はミスもわからないのか!」と信頼を失ってしまいます。
指摘してもいけないし、指摘しなくてもいけない。この矛盾をどうしたらいいのでしょうか?
高木さんは、この本の中で、次のように言っています。
・アイコンタクトをとり、心の中で「違うよ」と声をかける
・そっと知らせる
・相手が気づいていたら忘れる
指摘は何のためにするのか?
私の意見では、ミスへの指摘の目的は「相手に気がついてもらうこと」だと思うのです。ミスに気がつきさえすれば「今度はミスを犯しちゃいけないな」と思うものです。
けれども、多くの人がプレッシャーをかければ、次回は注意するだろうと考えています。そして、
・大勢の前で、名指しで叱る
・「あなたのスキルが問題だ」と、人格を傷つける
などとプレッシャーをかけます。それで改善するならそれでもいいのですが、あまり改善しないというのを、私たちは知っています。
一方、ミスを上手に指摘できない人は、
・本人ではなく、上司や関係部署に連絡し、威圧する
・メールで攻撃する
・「あいつはいつもミスばかりする」と本人には聞こえないように悪口を言う
などのことをします。こんなことをされても嫌な気分になるだけです。本人に指摘せず、裏で悪口を言って何か改善するのでしょうか?
私がミスの指摘で意識していること
私がミスを指摘するときに意識していることを一言で言えば、
【人格を傷つけないこと】
です。具体的には…
・指摘するなら、他の人に聞こえないように別の場へ移動する
・いつまでも引きずらない
・「あなたはなぜ…」と否定しない。その代わりに、私に起きた感情は事実に基づいて伝える
例:
△:「あなたはなぜいつも遅刻してくるの?」
○:「ボクはあなたに何かあったんじゃないかと心配したよ」
「ボクは客先に遅れるのではないかとヒヤヒヤしたよ」
もちろん、ついカッとなることもありますが、感情的に罵倒しても相手の行動は変わらないので「どう叱ることが相手に気づきを与えるか?」を考えています。
気づいてくれれば、行動は変わるのですから。
ミスをうまく気がつかせてくれる人は、単にプレッシャーをかける人よりも、懐の大きさを感じさせますよね。人間的にあったかいリーダーになりたいものです。
編集後記
今日の新潟は天気がよくて気持ちがいいです。昨日は豪雨で寒い一日でしたが、
このギャップが、気持ちよさを倍増させてくれます。
では、また明日!




