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好きな仕事

目標を遠くに設定する(2)

昨日に引き続き、虚脱感を抑えるための長期的な目標設定についてお話します。

目標設定のポイントをいくつか上げるとしたら

・自分に合った方法で設定する
・ワクワクすることにする
・すぐに思い出せるようにする
・目標が叶うことを前提にする
・臨機応変にする

かなと思っています。今日はその3番目から…

すぐに思い出せるようにする

「目標は紙に書くとよい」というやり方や、「100個のやりたいことを書き出す」というやり方や、いろんな目標設定の仕方が書籍で紹介されています。

私が思うに、いくら紙に数多くやりたいことを書き出しても、紙を見なければ思い出せないようなら無いのも同然だと思っています。

私もいろいろと試して紙に書き出したこともあるのですが、その程度のことはすぐに忘れてしまいますし、毎日紙を眺める
ことも忘れてしまいがちです。(作ったリストの残骸が山ほどあります(笑))

だったら、思い出せない100のリストをつくるよりも、いくつかの大切なことをパッと思い出せたほうがいいと思うのです。

パッと思い出せるようにするには、イメージ化がオススメ。

私はイラストに書いてそれをイメージとして覚えているので一瞬で思い出すことができます。

イメージと言葉で書いても伝わらないかもしれません。

では、イメージ化の実験をしてみましょう。

昨日の夕食を思い出してください。

そうすると、目の前に食卓のぼんやりとした映像が思い浮かぶかもしれませんし、味や食べ物の温度を思い出す方もいるでしょう。イメージとは、そういうことです。目を瞑るとやりやすいかもしれません。

自分のなりたい姿も、夕食のように映像や音、感覚として捕らえておくとパッと思い出しやすくなるでしょう。

目標が叶うことを前提にする

「夢?叶ったらいいよね。でも、夢はそんなに叶うものじゃないよ。」

確かにそうかもしれませんが、そう思っていたら絶対に叶わないので作戦を考えましょう。

私は言葉を大切にしています。

例えば、昨日私の長期的な目標をいくつか書きました。

・20名の会場で研修をしている
・遠くが見えなくぐらいの会場で研修をしている
・本を書いている 
 ……

普通なら、

・20名の会場で研修をする

と書くでしょう。これを現在進行形で表現しています。「~する」だと、その後に「でも…」という言葉を続け、「できない理由」を探してしまいます。

「~している」はすでにそうなったことを表現する言葉なので、「できない理由」を探しにくい。

さらに、こんな言葉を使うのもいい方法です。

・すでに遠くが見えないぐらいの会場で研修をし始めている

まだ実際には叶っていなくても、もう何かしらうまく行きだしている感じがします。

ちょっとした自分だましのテクニックです。

臨機応変にする

富士山には静岡側、山梨側など登り方がいくつかあります。静岡側から登りだしていたら落石で山頂に続く道が寸断されていることがあるかもしれません。そこを無理やり突き進むのも一つの方法ですが、山梨側から登るという方法もあります。

でも、やりたいことは「富士山に登ること」です。

10年後、20年後の目標を考えたとき、その道のりには困難が待ち受けているかもしれません。その時、一つの道にこだわってうまく行かないことを嘆くよりも、臨機応変に予定を変えることも大切なことです。

時には、目標そのものを変える必要もあるかもしれません。物事をコロコロ変えるのは良くないことなのでしょうか?

私はそう思いません。(気分で変えるのはどうかと思いますが…)

臨機応変に変えられるほうが選択肢が広がるので、目標は達成しやすくなるのではないでしょうか?

目標を遠くに設定する(1)

数回に渡り、目標を失ったときに訪れる虚脱感についてのお話し、それをコントロールするには、

「好きなことをやる」
「目先のことは通過点。目標は遠くに置く」

というお話をしてきました。

今日は二番目の「目標を遠くに設定する」についてです。

目標を失うと…

目標が達成されたにしろ、されないにしろ、目標を失うと、

「もういいや」 とか
「ここまでよく頑張った。これぐらいでいいだろう」 とか

虚脱感を持ちます。目標が大きければ大きいほど、虚脱感は大きいものです。

そして、次の目標を求めたり、将来が不安になったりします。

やり遂げた満足感。それはとてもすばらしいことです。一方で、虚脱感を持つことも事実で、それを最小限にできればいいのではないかと思います。

そのためには、10年、20年、もっと先に目標を置いておくことが一つの手助けになるのでは?と感じています。

目標を目先ではなく遠くに置く理由

スピードの出るものでは、目線がとても大切です。

例えば、

下り坂のカーブを自転車で下るとき、下を向いていると怖くて乗れませんが、目線を行きたい方向に向けると、自然に体重移動しながら、軽やかにスピードに乗り坂を下ることができます。

遠くの目標とは、この目線のようなものだと考えています。

とても不思議なんですが、怖いとつい近くを見がち。そして、体がガチガチになってカーブを曲がれなくなります。

軽やかにスピードにのって行きたいものです。

遠くに目標を置くときのポイント

自分をモチベートするための目標設定のポイントを私なりにいくつか上げるとしたら

・自分に合った方法で設定する
・ワクワクすることにする
・すぐに思い出せるようにする
・目標が叶うことを前提にする
・臨機応変にする

かなと思っています。

自分に合った方法で設定する

目標の設定の仕方は

「あそこへ行こう」

と軽い気持ちで思ってもいいでしょうし、

「○月○日までに、絶対に○○達成」

というのでも、自分の好みでどちらでもいいと思っています。

私は後者だとプレッシャーに思えて嫌なので、前者の設定の仕方を使っています。

自転車で目線を遠くに置くときは、「あそこへ行こう」というぐらいの軽い気持ちですし、リラックスしていたほうが自然と体重移動できます。逆に、「絶対あそこへ行ってやる」と思うと、つい体に余計な力が入ってしまうものです。

目標はワクワクするものを

どうせ設定するなら、目標は「ねばならない」ものよりも、楽しくてワクワクすることのほうがいいでしょう。

例えば私の場合は、ある方法でイメージとして出てきた

(ちなみに、ある方法とはこちらのことです。)

それは時系列のようになっていて、

・20名の会場で研修をしている
・遠くが見えなくぐらいの会場で研修をしている
・本を書いている
・オートバイで木々に囲まれた真っ直ぐな道を走っている
・○○さん(私のメンター)と一緒に講演会をしている
・世界の子ども達へ援助し笑顔になっている

などをイメージできた通りに絵に描いて持ち歩いています。考えるだけでワクワクします。今の仕事に関係ないことでもいいでしょうし、小さいころからの夢でもいいでしょうね。

私も最初から目標を持っていたわけではありません。ここ数年です。けれども、行き先があると違うんですよね。生き方が。

続きはまた次回お送りします。

好きなことの根源を見つけよう

前回は、「好きなことをやるためには?」というテーマで、
物事を好きになるきっかけは些細なもの。目の前にあることを
やり続けることで好きになるというお話しでした。

今日も、「好きなことをやるためには?」の続きです。

先日、気が付いたんですが…

6月と7月にとある団体の依頼でリーダー層向けのセミナーを開く
機会を頂きました。

その資料を作っているときに、ふと、思ったことがあるんです。

「やっぱり僕は技術者だな」

コーチングや人材育成の仕事がどう技術と関連するの?と
思われているかもしれません。

というのも、

「専門的な知識や技術(スキル)を使ってそれを形にしている」
「コンテンツ作りは物語を組み立てているようなものである」

そう思ったら、まるで技術者のように思えたんです。プログラマ
時代だって専門的なプログラミングのスキルを使ってプログラム
をストーリーのように組み立てて、お客様に価値を提供していた
わけですし、その前の自動車会社だって専門技術を使って車を
ばらしたり組み立てたりしていたのですから。

「根底は今も昔も変わらないのかもしれないな」

と思いました。

私が仕事で好きな部分ってどこだと思いますか?

そうです。まさに、

「専門技術を生かすこと」
「ばらしたり組み立てたりすること」
「喜ばれること」

なんです。

自分の好きなことが「なぜ好きなのか?」を考える

例えば、あなたが山登りが好きだとします。さらに、「山登り
の中で何が好きなのか?」と考えてみます。それはひょっと
したら「体を使い汗をかくこと」かもしれませんし、「登った
後の達成感」「登っている間の空気」「せせらぎや鳥の音」
かもしれません。

いくつかのことを考えて、その共通点を探すと「自分が好き
なこと」の根源を発見できるかもしれません。

小さいころの記憶と関連付けてみる

私が仕事で好きな部分は、

「専門技術を生かすこと」
「ばらしたり組み立てたりすること」
「喜ばれること」

ですが、この根源を探してみると、どうやら幼いころにある
ようなんですね。なぜなら、私の父親は自動車の整備士です。
小さいころから父親が機械を直す姿を格好いいと思っていま
した。今も父親の仕事ぶりを見ていると格好いいと思います。

父親の仕事は、私が好きな3つのことと同じわけです。
(まるで形は違いますが)

今になって振り返ってみると、どうやら好きなことの根底は
父親にあるのではないかと考えています。
(飲んだくれて寝ている父親を見て。「この人に多大な
影響を受けているのか…」と思いますが(笑))

好きなことを仕事にするには?

今のあなたは自分の好きな仕事をしているかもしれません。
そうでない方もいらっしゃるかもしれません。

もし後者なら、趣味でもなんでもいいので自分の好きなことや
好きだったことをベースにして、

「なぜそれが好きなのか?」
「今の環境の中で自分が好きなことに関連することがないか」

を探してみてください。そして、それをやってみることです。
今まで嫌だった仕事が好きになるきっかけになるかもしれ
ません。また、もし転職を考えたり、次の道を探っているなら
昔のアルバムを引っ張ってきて、大好きだったことを思い出し
ながら、

「私の好きなことは何か?」
「なぜそれが好きなのか?」
「その根源は何か?」

を考えてみると、あなたに適した仕事を見つける一つのヒント
になるでしょう。

好きなことを仕事にするには?

前回は、目標を失ったときに訪れる虚脱感についてのお話しでした。
この虚脱感をコントロールできれば、私達は楽しく仕事ができ、
生活ができるようにも思います。

そのためには、

「好きなことをやる」
「目先のことは通過点。目標は遠くに置く」

というお話しでした。

多くのオリンピック選手が競技を好きだと思いますが…

オリンピックのレベルになると「誰かにやれと言われた」という
理由でやっている人はほとんどいないのではないかと思います。

「やらされ感」では過酷な練習には耐えられないと思いますしね。

では、オリンピック選手は生まれたときから

「オリンピックに出たい!」

と思って生まれてきたのでしょうか?

いえいえ、そんな人は誰一人としていません。
(素質を持って生まれてくる赤ちゃんはいるでしょうけど)

きっと、

「テレビを見て格好いいと思った」
「親の勧めで競技を始めた」
「部活を選んでいて偶然入った」

案外、そんなものではないでしょうか。

スポーツ好きになった理由

多くのオリンピック選手がスポーツを好きになった理由は直接
聞いたわけではないのでわかりませんが、私がスポーツをやって
いたときのことを考えてみると、
(これでも剣道、スキーやスノーボード、ウエイクボード、モーター
スポーツなどをやってたんですよ。単なる趣味もありますけど…)

きっかけは、

「うまくなりたい」
「格好いいと思われたい」
「褒められたい。認められたい」
「うまくなっている充実感」
「一位になりたい」
「○○(人の名前)には負けたくない」

こんな理由から練習を重ねていくうちに自然とうまくなって、
うまくなると楽しくなって、自然と好きになっていったような
気がします。

オリンピック選手も最初からうまくできるわけがありませんし、
最初は練習がつまらなかったのではないかと思うんです。
うまくないときは転んで体も痛いしむしろ辛い。けれども、
それを続けることである臨界点に達すると好きになるような
気がします。

仕事も同じで

私の現在の仕事は「悩み」から始まっていますし、やり続ける
ことでいつの間にか嫌いだった仕事が好きになっていきました。
だから、

「嫌いな仕事でもいいところを見つけて一生懸命がんばりなさい。」

という気はもちろんありません。

「好きになろう」と思ってなれるものではありません。
(悩んでいるときは特にそうですね。)

私の場合は、少しずつ結果が見えてきたからだと思います。
「上達感」「成長間」を感じられるようになると次第に好きに
なりますしね。

無理にいいところを探す必要はありませんが、それでも、

「目の前にあることを一生懸命やる」

というのは、好きなことを仕事にする近道なのかもしれません。

次回も「仕事を好きになる」をテーマに、
「仕事を好きになるポイント探し」についてお話したいと思います。

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オリンピックと虚脱感

祝!北島選手金メダル!

北京オリンピックで北島康介選手が金メダル。スゴイ!。
4年前のオリンピックで北島選手を知りましたが、当時の

「気持ちいい、チョー気持ちいい」

という映像、私にはあまりいい印象には映っていませんでした。
(ちょっと生意気に映ったというか…)

それから4年経った北島選手。金メダルをとったインタビューは
涙で言葉になりませんでしたよね。
きっと、感慨深い4年間だったんでしょう。

感動しました。

究極の目標達成プロセスと虚脱感

オリンピックって、究極の目標達成プロセスだと思うのです。

4年後のたった数日間に焦点を定めて、体とメンタル面を鍛えあげ、
選手選考などのハードルを乗り越えてオリンピックに出場する
のですから。

それはそれは、大変だと思います。
(怠け者の私にはできそうにありません。)

選手それぞれ、大きな目標があるんだと思います。

「目標は大切だ!だから、目標を持とう!」

というテレビのコメンテーターみたいなコメントは簡単ですが、
それがいかに難しいのかということを私達は知っています。
(そう思われている方の列を作るとしたら、私が先頭です(笑)。)

そこで、今日は目標よりも虚脱感について話してみたいと思いました。

目標が大きければ大きいほど訪れる虚脱感

目標を持っている間は非常にモチベートできると思うのですが、
それを失ったときの虚脱感は大きいものです。

テレビを見ていると「元オリンピック選手」がたくさん出てきます。
その方々のコメントを聞いていると、何人かの方々が

「オリンピックが終わって、目標を失った。」
「モチベーションがあがらずに何もする気が起きなかった」

というような言葉を語っていました。

私のような凡人はオリンピックという舞台を経験することは
なかったわけですが、「受験」「資格試験」「仕事の一区切り」
などでは、小さいながらも「目標を終えた虚脱感」は体験して
います。

受験を終えたときは、安心感からか勉強を放棄しましたし(笑)。

翌日も走っていた高橋尚子選手

目標を失う選手がいる一方で、

マラソンの高橋尚子選手がシドニーオリンピックで金メダルを
とった時、なんと翌日から走ったと言います。もちろん、
トレーニングを休むとその後の回復が大変というようなことも
あるのでしょう。けれども、

「走ること自体が好き」

なのでしょうし、多くの選手がオリンピックをゴールとして
捕らえているのに対し、

「オリンピックはゴールではなかった」

のではないかと想像しています。

つまり、虚脱感を乗り越えて成長するには?

「好きなことをやる」
「目先のことは通過点。目標は遠くに置く」

ってことなのかなと思います。

それを踏まえて現在の自分を考えてみると

かつては勉強を放棄した私。
今現在も、一つの仕事をやり終えた後の虚脱感が全く無いわけでは
ありません。

けれども、以前よりは放棄するようなことは少なくなった気がします。
(もっとも、仕事なので放棄したら困りますしね(笑))

その理由を考えてみると、

「仕事が好き」

ですし、

「目標をずいぶん先に設定している」

からかなと思います。
(一つひとつの仕事はプチゴールって感じでしょうか。)

虚脱感は誰もが感じることです。
それを乗り越えて、新たな道が見えてくるものなのかもしれません。

そのためには、

「好きなことをやる」
「目先のことは通過点。目標は遠くに置く」

ことなんでしょう。

となると「好きになるには?」「目標を持つには?」になりますが
この話の続きは、また次回。

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