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第390号 本当にやりたいことは見つけるものか?

2009-05-21

今日のトピック


転職と本当にやりたいことの関係とは?昨日に引き続き、「本当にやりたいこと」についてお話します。

今日のお話


まず、読者の谷さんの声をご紹介しますね。




毎日メルマガを楽しみにしています。

今日の内容は、悩んでいたことなので明日の続きが楽しみです。
今の職場でどういったキャリアアップが望めるのかを考えると、
このままで良いのか転職を考えるべきか迷います。
転職支援サイトでは、不利になる転職回数や転職時期、本当にやりたいことを
考える方法など
色々な情報が示されていますが、そういった情報を見ても不安が増すだけで
具体的な希望や目標が見えてきません。
上司には、今の仕事を確実にこなしていくことで自然と見えてくる、
転職は必然性があってするもので、何となくするものではないと言われたので
すが、年齢を重ねていけば転職を考えたときに選択肢が減ったり条件が悪くな
る気がしてすっきりしません。
本当にやりたいことというのは、どうやって見つけるものなのでしょうか?
見つけようとしてみつかるものなのでしょうか?

長文失礼致しました。
機会がありましたら、メルマガの中でご紹介頂けると幸いです。



谷さん、コメントありがとうございます。多くの方が同じような悩みを抱えていると思いますので、お話をするきっかけをいただきました。

谷さんの文章を拝見して、私に伝わっていることをお話しますね。(違っていたらごめんなさい。)

まず、ご自身のキャリアアップの筋道を会社に求めているのではないかと伝わってきました。一方で、谷さん自身がどのようなキャリアアップをしたいのかが、まだ決まっていないようにも伝わってきました。

言い方を変えると、ご自身がどのようになりたいのか?を決めれば、おのずとキャリアアップもプランも決まりますし、今の会社にずっといてもいいのかが決まるような気がしました。

そこで、谷さんの文面から感じたいろんな視点で、私なりの考えをお話したいと思います。


年齢と転職


谷さんがおいくつなのかわかりませんが、谷さんがまだ20代なのでしたら、いろいろと経験してみることにも意味があると思います。そんなに転職回数や時期を気にする必要はないのかもしれません。

たとえば、小学生の子供に「具体的な希望や目標を持ちなさい」と言っても、持てる子は少数です。何がやりたいのかがわからない子供にとって、親が取る手段はいろんなことを経験させることです。


キャリアアップと転職


年齢を重ねていくことで、確かに選択肢は減り、条件は悪くなるでしょう。一方で、経験によっては、選択肢は増え条件は良くなるでしょう。この差は、「どこに属しているか?」というよりも、「何ができるか?」だと思います。会社のキャリアアッププランに身を任せ、会社の言われる仕事をしていたら前者になるでしょうし、自分が得意なことを考えて、それを伸ばしていくのなら、後者になるでしょう。

会社のキャリアアップのプランの中に、谷さんが望むような研修やスキルがあるのでしたら、大いに使うといいと思います。もし、望むようなプランがないのなら、私なら自分でお金を出して学びに行きます。


仕事の条件とリスク


転職に有利・不利などの損得を考えていると、なかなかやりたい仕事はできないのではないかと思います。

たとえば、私は独立していますが、絶対に成功するなんて保証はどこにもありませんし、収入が途絶えるリスクもあります。損得で考えたらたぶん損なので「やらない」を選択して終了です。けれども、私は「損をしてもやる」を選択します。独立にしろ、転職にしろ、選択肢が減るから転職するというよりも、損をしてでもやるか?やりたいか?は一つのバロメーターだと思います。

ドラッカーの言葉を引用します。

『自らの未来をつくることにはリスクが伴う。しかしながら、自ら未来をつくろうとしないほうが、リスクは大きい。 (P・F・ドラッカー) 』


やりたいことを見つけるために


ここまで読んでみて「では、具体的にはどうすればいいのか?」と思われているかもしれません。

私の意見は、上司の方と同じなんですよね。目の前にあることを一生懸命やると言うのは、「今の仕事が嫌だから辞めたいんじゃないか!」という、転職を考えている方にとって禅問答のように聞こえるかもしれませんが、目の前にあることを一生懸命にできなければ、転職しても同じ結果となるでしょう。

ずっと上司業が嫌で逃げ回っていた、私のように…です。


やりたいことを見つけるパターンは1つではない


けれども、転職して同じ結果になってもいいのかもしれません。たとえば、私は最初の会社は上司が嫌で辞めました。次の会社も上司になりたくなくて辞めました。そして、最後は上司になることに腹を決めて、それを乗り越えたときに「上司業って楽しい」ことに気がつき、現在に至っています。

物事に必要のないことはないと言いますが、同じことに何度も出くわすのは、きっと乗り越えることで何かが見つかるのだろうと思います。私のように絶対にやりたくなかったことが、やりたいことになることもあるんです。

人によっては、やりたいことが早い段階から明確で、その結果、若くして結果を出す人もいます。私はまだまだ結果を出しているとは思っていませんが、少なくとも若くして結果を出した方よりも苦労から学んだことや、そのプロセスで学んだ哲学など、得ているものは多いと思います。


目標は必要か?


多くの人が目標を持てと言いますが、そういう方の目標を聞いてみると大した目標じゃなかったり、目標を持っていなかったりします。目標は大切だと思いますが、目の前にある課題を一生懸命取り組むことでうまく行く人もいます。

今の私は、あまり目標は設定していませんし、得意ではありません。(日本人は、目標が得意でない人が多いのではないでしょうか?)短期的に「今年はこれをやろう」というのはありますが、それよりも長期的な「こうなったらいいなぁ」を大切にしています。目標というよりも夢ですね。そして、未来から今を見たとき、「こうなるにはどこへいけばいいだろう?何が必要だろう?」と考えるようにしています。


やりたいことを見つける方法はあるのか?


最後に、本当にやりたいことを見つける方法があるか?ですが、それが見つかったら私にも教えてください…というのは冗談ですが、人それぞれだと思います。中には、「自分がワクワクすることを探せ」という人もいます。そうやって見つかる方もいらっしゃるかもしれませんが、私はやりたいこと探しはしません。

私は昔から趣味などソコソコ熱中するものの「これにはまってるんだよね~」とはならないんですよね。趣味に没頭している人を見ると、「ボクもあんなに熱中してみたいなぁ」と思っていました。そんな私ですから、もしやりたいこと探しをしたら、いつまでたってもやりたいことが見つからずに、「やりたいことを探し」が自体が趣味になってしまいそうです(笑)。

その代わりに私がやることは、目の前にある課題を一生懸命やることと、違和感を大切にすることです。やりたくないのなら、「何が嫌だと思わせるのか?」と真面目に考えます。違和感は、裏返せばやりたいことなので。

「会社のキャリアアップの情報」「転職サイトの情報」「転職先の条件」など、自分の外にある情報に頼ってしまうのもわからなくはありませんが「誰かにもらったやりたいこと」のワナに陥りがちです。今の仕事の何が嫌なのか?だったら、何がしたいのか?を、自分中心に考えてみてください。

以上、参考になりましたでしょうか?

…と、ここまで書いたら、書きたかったことの多くを書いてしまいました。今日のお話はこれで終わりにします。


転職に関しては、こちらのインタビューも参考になると思いますよ。

【転職・キャリアアップにおけるコーチングと効果】


編集後記


読者さんより、上記コメントのURLでエラーになるとのご連絡をいただきました。会社等でご覧いただいている場合、環境によっては迷惑サイトのフィルタにより閲覧制限が掛かっている場合があります。

もし、画面上にその旨のアナウンスが表示されたら、会社では見ないほうがいいですよ。後で「仕事中に何を見ているんだ!」と怒られてしまう可能性大です(笑)。

その場合は、このメールに返信することでコメントが送れますので、返信してしてくださいね。

…というか、仕事中に見ても害があることは書いてないと思うんですけどね。

では、また明日!

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