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「前提」が振る舞いを変える(1)

5・6月は地元のボランティア活動が多い季節。

ボランティアなので強制力はありません。
人が多いほうが助かりますし、若手のみんなにも参加してほしいと思っているのですが、
若いA君はなかなか参加してくれません。

いつも愚痴が多いKさんは、

「A(名前)はさぁ、いつも出てこないんだよなぁ」

と、今日も愚痴ばかりです。

一方で、いつも前向きなOさんは、

「A君が来るためにはどうしたらいいか考えないといけないよなぁ」

と、今日も前向きに考えています。

 

ボランティア活動のある日、
集合場所の駐車場で待っていると、いつもは出てこないA君が突然やってきました。

 

Kさんは「おぉ、来たか」ときょとんとした顔をしています。

Oさんは「来てくれてうれしいよ」と声をかけます。
するとA君は笑顔になりました。

 

私はこの2人の振る舞いの差を見ていて、

「前提の差だな」

と思いました。

 

Kさんは、いつも愚痴を言っています。
彼の言葉は「でもさぁ」とか、「どうせ来ないだろ?」と、A君が「来ないこと」が前提なんです。

一方で、

Oさんの言葉は「来てくれたら盛り上がるよなぁ」「来てくれるとうれしいよなぁ」と、
いつも「来ること」が前提なんです。

驚くべきことは、
この2人が見ているのは「A君がこない」という共通のことだということです。
同じ事柄を見ながら、その思考パターンは全く異なっているのです。

 

来ないことが前提でA君が現れるとびっくりしますが、
現れるのが前提だとありがたいとも思えるし、
「来てくれてうれしいよ」と相手をモチベートさせる言葉もかけられるわけです。

この差って、大きくないですか?

 

私たちの人生では、不意にチャンスが訪れることがあります。
「どうぜ私なんかチャンスに恵まれない」と思っている人と、
「私はチャンスに恵まれる」と思っている人の振る舞いは、大きく変わってくるはずです。

そんな、未来を決める思考パターンは、こんな、普段の何気ない生活の中で作られてます。

 

いつも愚痴や文句ばかりを言っている人がいます。
その一方で、同じ物事でも別の捉え方ができる人もいます。

 

その、どちらを選択するかは、自分で決めることができます。
ちょっとだけ、意識すればいいことなのです。

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