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『でも』『けれども』をやめるとコミュニケーションは円滑になる

NLPマスタートレーナーで日韓ディレクターのスウィルという女性がいます。

先日、アメリカで行われた、NLPのトレーナートレーニングにて、彼女はトレーニングを受ける私たちに、このように言いました。

「日本の言葉の風習だから、仕方ないのかもしれないけれど、できればこの言葉を使わないチャレンジをしてみてください。その言葉とは、
 
『けれども・・・』『でも・・・』
 
です。この言葉は、前に言ったことを打ち消す働きをします。日本語では、
 
『けれども・・・』『でも・・・』
 
を多用しますね。
 
自分で発した言葉、相手の言葉を
 
『けれども・・・』『でも・・・』
 
で打ち消さないチャレンジをしてください。」

無意識に相手を否定している

少しだけ気にして、自分が発している言葉に意識を向けてみると、私達はとても多くの

『けれども・・・』『でも・・・』

を使っています。

例えば、部下が何かのアドバイスを求めてきたとします。

部下:「課長、プレゼンの資料を作ったんですが、見てもらえませんか?」
課長:「そうだな、いいんじゃないか、でも、ここはこっちのほうがいいな」
部下:「わかりました、修正します」

何気ない、普段ありそうな会話です。

ここで気に留めていただきたいのは、課長の「でも、ここは・・・」の部分です。せっかく前のほうは褒めているのに、「でも」で否定していますよね?

課長は決して否定しているつもりはない…。日本語の特徴なのかもしれません。

「さらに」「加えて」

では、どんな言葉で課長のアドバイスを付け加えればいいのでしょうか?その方法はとっても簡単。

『さらに』『加えて』

に置き換えてみましょう。

部下:「課長、プレゼンの資料を作ったんですが、見てもらえませんか?」
課長:「そうだな、いいんじゃないか、さらによくするには、ここはこっちのほうがいいな」
部下:「わかりました、修正します」

『さらに』『加えて』
 
という言葉には、相手の仕事の成果は認め、それにこちらの意見をプラスするという意味になりますよね。ですから、相手には否定が起こらずに肯定のままなのです。

肯定による受容

普段私たちは、何気なく「否定」の言葉を使っています。

『あなた、今日の料理どう?』
『でもさぁ、ちょっと塩足りないんじゃない?』

こんなこと、ありませんか?

否定を繰り返されると、「私は認められているんだろうか?」と相手は無意識に感じます。「この会社、なんとなく私には合っていない気がします」というのはよく聞く言葉ですが、その多くは、「肯定」されていないからなんです。

あなたにもきっとあるはずです。少しだけ、思い出してみてください。発した意見に、『でも』と否定されたときの感じを。
 

自分への言い訳も少なくなる

でも・・・を使わないように気にしていると、こんなことにも気づくはずです。

『○○しようかな・・・でも、△△だからやめておこう』

そうなんです。「でも」は自分の言い訳を探す言葉としても最適(?)。できない理由を探す言葉とも言えるかもしれません。

『でも』をどれだけ使っているか、少しだけ気に留めてみると、以外と多く発していることに気がつくはずです。

私は、ほぼ毎日ブログを書いています。自分で考えていることを文章にすると、「あ、また『でも』を使ってる!」と思います。それから、『でも』を使わずに書き換えるわけですが、『でも』を使わなくても全然文章は書ける。そこで気がついたんです。

「必要のないところまで『でも』という言葉を使っている」

って。便利な接続詞なのかもしれません。

大切なので繰り返します。

『でも』は前の言葉を打ち消す、否定する働きをします。せめて自分のことは否定しないようにしたいものですね。

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